リハビリテーション部

急性期

治療と並行し、早期より積極的にリハビリを展開しています。人工関節置換術を主体とした整形外科疾患では、術前より積極的な関与を、廃用症候群や内部疾患においては、合併症や廃用症状を予防し、ともに早期機能回復および生活行為の再獲得を目指しています。在院日数が短く、転床や自宅退院の方が多いため、きめ細やかなフォローアップにも努めています。

回復期

多職種で協働し、退院後の生活を想定して、365日集中的なリハビリを提供します。その他、生活行為の獲得に向け、療法士も通常のリハビリに加えて、食事・排泄・更衣などの基本的なケアに参画し、実生活場面で評価・行為の練習を行っています。急性期病棟による全身管理や退院後の院内の在宅医療・在宅リハを含む介護サービスのサポートは強みです。

地域包括ケア

当該地域に特に直結した病棟として、 入院から在宅への円滑な結びつけ、安定した在宅生活を支援しています。急性期のフォローアップや、在宅生活されている方のレスパイトケア、リハビリのための短期入院など多様な役割を持っています。個別的リハビリの他、生活課題に合わせ柔軟な時間帯・場所でサービスを提供しています。

外来リハビリ・通所リハビリ

医療保険（外来）ならびに介護保険（通所）を用いて、退院後にも継ぎ目が無いようフォローアップに努めております。
外来リハビリでは、継続的な治療を中心として、PT・OT・STともサービスを提供しています。通所リハビリは、1クール80分の少人数制の短時間通所のみとして、社会参加を目指しサービス提供しています。

随時、お問い合わせ 及び 見学に対応しております。

訪問リハビリ

在宅支援チームの一員として、安定した在宅生活の維持、さらなる改善のために包括的かつ柔軟に支援をしています。
地域からのご要望はもちろんですが、急性期・回復期・地域包括ケア病棟を退院される患者さんに入院中からかかわり、退院早期から集中的に課題を解決するよう努めています。

理学療法

対象者の能力を最大限に発揮して頂くよう各種装具や免荷歩行補助装置を用いて、立位・歩行などの運動を積極的に行っています。また、良質な座位姿勢をとっていただくよう全ての方に車いすを調整しています。
寝たきりの予防から健康増進まで、対象の幅が広い理学療法ですが、どの方にも最善のサービスが提供できるよう体制を整えています。

作業療法

対象者が「その人らしくあること」を目標として、近くで寄り添い、共に考え、暮らしや役割の再獲得に重きを置き取り組んでいます。
実際の生活を想定し、日常生活活動や家事動作の練習、余暇活動の支援、自宅環境の調整、職業評価などを柔軟性を持って行っています。

言語聴覚療法

ことばや認知、飲み込み(嚥下)の状態が低下した方に対してリハビリを行います。
その方のコミュニケーションや食べることの能力が最大限に発揮され、今後の生活が豊かになるように根気よく継続的に支援していきます。