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回復期リハビリテーション

回復期リハビリテーション病棟とは

41床の病棟に64名の専従スタッフを配置し、退院後の生活を見据えたリハビリとケアの提供に心がけています。

平成12年4月の診療報酬改定により、特定入院料に「回復期リハビリテーション病棟入院料」が設けられました。現在、急性期病院では在院日数の短縮化が推進されていますが、介護保険では在宅ケアサービス体制が整備されつつあり、この急性期治療と家庭復帰の中間に位置するのが「回復期リハビリテーション病棟」です。

「回復期リハビリテーション病棟」は、脳血管疾患又は大腿骨頚部骨折等の患者様に対して、食事、更衣、排泄、移動、会話などのADL(日常生活動作)の能力向上による寝たきりの防止と家庭復帰を目的としたリハビリテーションプログラムを医師、看護師、理学療法士、作業療法士等が共同で作成し、これに基づくリハビリテーションを集中的に行うための病棟です。

病棟マップはこちら(PDF:110KB)

回復期リハビリテーション病棟入院基準
適応疾患 発症から入院 入院期間
脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症の発症または手術後 2ヶ月以内 150日以内
高次脳機能障害を伴った重症血管障害、重度の頚髄損傷及び頭部外傷を含む多部位外傷 2ヶ月以内 180日以内
大腿骨、骨盤、股関節または膝関節の骨折もしくは術後 2ヶ月以内 90日以内
外科手術または肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後または発症後 2ヶ月以内 90日以内
大腿骨、骨盤、股関節または膝関節の神経、筋または靭帯損傷後 1ヶ月以内 60日以内
当院回復期病棟のケア基準
当院の入院相談に関する基本的な考え方
  1. 病院理念に基づき地域リハビリテーションに貢献するため、横浜市・藤沢市・鎌倉市等当院周辺の患者様を原則的に受け入れる
  2. 脳血管疾患、脊髄損傷等の発症後で回復期リハビリテーションを必要としている方・外科手術・肺炎等の治療時の安静により生じた廃用症候群を有していて回復期リハビリテーションを必要としている方を受け入れる
  3. 急性期病院主治医等からの入院についての電話相談の時点で、発症後(外科手術後)1ヶ月以内の方を受け入れる
  4. 上記の1.2.に準ずる状態の方については、病床会議にて合議の上決定する。その際の合議のポイントは、以下に示す。当院の入院対象患者様に関する考え方に沿ったものであることとする
※気管切開や感染症、経管栄養などのケアの必要性、入院相談の時点で自宅退院の可否、単身生活者、生活保護受給者などの社会的な理由で断らない。
※回復期リハビリテーション病棟が、亜急性期の患者を受け入れる使命のある病棟であることをふまえて合併症のある患者様も積極的に受け入れるよう調整する。
※入院人数の調整は、電話相談そのものをストップしたりオープンしたりすることで行う。
原則として、4週間以上は待たせないよう調整する。

入院から退院までの流れ

合同評価
合同評価

入院日から患者様が安心かつ安全な生活が送れるように援助するために、入院直後より各職種のスタッフが、実際の生活の場である病室において、患者様の状態(病状・障害・ADLのレベル・心理状態・各種リスク等)を評価します。

入院までの流れはこちら

情報交換
情報交換

朝・夕各職種が集まり、入院患者様の情報伝達、業務連絡、スケジュール調整、訓練時間の変更、ケア方法の変更確認を行っています。

患者スケジュール表(PDF:48KB)

カンファレンス
カンファレンス

医師・看護師・介護士・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・栄養士・ソーシャルワーカーが専門分野の情報提供を行ないます。
その情報を受けて、メンバー間でゴール設定や問題点等についてディスカッションを行い、1ヶ月後の定期カンファレンスに向けて目標設定をします。

家族指導
家族指導

介護が必要な場合、主介護者となられる方へ介護方法や栄養指導・服薬指導など各職種からの伝達をおこないます。

家屋調査
家屋調査

入院患者様が、家庭で安全か快適な生活が送ることが出来るように入院中に行う支援のひとつ。
ご自宅まで訪問し、実際に動いて頂きながら改修提案・アドバイスを行います。

ミニカンファレンス
ミニカンファレンス

定期カンファレンスで決定された事柄の進捗状況や新たな問題の有無の確認、ゴール設定の修正が必要な場合は修正を行います。

退院
退院

いよいよ退院が迫ってきました。 リハビリを頑張ってきた患者様。
手伝いをしてきたスタッフにも思い出がいっぱいです。
記念の一枚を撮ってお持ち帰りいただきます。

リハビリテーション科部長ごあいさつ

当院回復期リハビリ病棟は脳卒中リハビリテーションに力を入れています。
本来、脳卒中の患者様の比率が高くなると重症化率も高くなり、従って在宅復帰率は低くなる傾向にあるのですが、当院では脳卒中後の患者様が全体の87%と比率が非常に高いに関わらず、高い在宅復帰率を保っています。これは当回復期病棟のリハビリテーションとケア・ナーシングが充分に協調した結果(チームアプローチ)であると自負しています。

現在も更なるリハとケアの一体化をめざし、また、一人でも多くの脳卒中後の患者様を自宅に復帰させるよう24時間、365日のリハビリテーションの提供を続けていきたいと思っております。

職種ごとの役割

看護・介護

回復期病棟の看護師の役割は、疾病を考慮して全身観察を行い、二次合併症の早期発見や予防に努めることです。そして、リハビリスタッフが安心してリハビリを進められるよう援助します。また、介護士とともに日常生活全般のお手伝いを行います。リハビリ訓練で獲得した「出来る能力」を日常生活に取り入れ「している能力」となるようリハビリスタッフと連携をとっています。
介護士は生活の基本(食べる・着替える・排泄・入浴・整容など)となる場面でのお手伝いをします。家族を含め精神面での変化にも気を配りながら情報を共有しています。

■看護師:13名/介護職:13名

薬剤指導

薬剤指導

食事介助

余暇時間(フーセンバレー)

入浴介助

入浴介助

理学療法士

回復期リハビリテーション病棟での理学療法は、基本動作能力(寝返り・起き上がり・立ちあがり・歩行など)の獲得と、応用的な移動能力(階段昇降や屋外歩行など)の獲得を目指しています。
訓練以外でもケア(食事・入浴・トイレなど)で介入し、患者様の生活場面にも目を向け訓練を進めています。
また家屋改修提案や家族指導に力を入れ、退院後の生活で可能な限りご本人やご家族の不安を取り除くよう支援しています。

■病棟専従:16名

階段昇降

階段昇降

屋外歩行

屋外歩行

作業療法士

回復期リハビリテーションにおける作業療法では「在宅復帰」「社会復帰」を目標に、日常に必要な活動(食事・更衣・整容・入浴・家事動作など)の指導・訓練を行い、個々の患者様に必要な身体機能や高次脳機能・精神機能(注意・記憶・計算など)の回復を図ります。
また、退院後の生活に必要な住環境の整備や福祉用具の提案をソーシャルワーカーやケアマネジャーなどと連携して取り組んでいます。

■病棟専従:14名

作業療法

作業療法

作業療法

作業療法

言語聴覚士

当院の言語聴覚士は、言語訓練・嚥下訓練・高次脳機能訓練を行っています。
言葉がうまく思い出せない、話せない方にはコミュニケーションが取り易くなるような工夫をし、食事がスムーズに食べられない方には、嚥下機能を評価し、安全に美味しく召し上がって頂けるように口腔内のケアと訓練をしています。 

■病棟専従:5名

嚥下訓練

嚥下訓練

言語訓練

言語訓練

管理栄養士

回復期リハビリテーション病棟では、チームアプローチの一員として管理栄養士が病棟配属されています。患者様の栄養状態を評価し、嗜好・嚥下機能などを考慮した1人1人の栄養プランを提案しています。お食事の様子や摂取状況を見ながら、患者様に最適な食事をコーディネートし、栄養状態改善・嚥下機能改善の支援をしています。退院前には具体的な食生活の提案や栄養相談を行い、再発予防に役立てて頂いています。

■病棟専従:1名

階段昇降

患者様に最適な食事をコーディネート

屋外歩行

夏祭り・スイカのゼリー

ソーシャルワーカー

ご病気をされると退院後の生活や介護のこと、経済的なことなど様々な課題が出てくることがあります。そのような課題を患者様やご家族と解決策を一緒に考えたり、適応となる社会制度などを案内して、患者様やご家族の負担を少しでも減らすことができるようにサポートさせていただいております。
また、回復期リハビリ病棟の入院のご相談もお受けしております。お電話でも構いません。お気軽にお問い合わせください。

■病棟専従:3名

問い合わせ電話番号045-871-3340 時間:9時~17時

医師紹介

三瓶 建二(さんぺい けんじ)
副院長 兼 リハビリテーション科部長
出身校:東邦大学(昭和59年卒)
専門:脳卒中、脳卒中リハビリテーション
資格:日本脳神経外科学会 専門医/日本脳卒中学会 専門医

郡司 康子(ぐんじ やすこ)
リハビリテーション科
出身校:産業医科大学(平成9年卒)
専門:リハビリテーション一般
資格:日本リハビリテーション医学会臨床認定医/リハビリテーション医学会専門医

チームアプローチとは

医師、看護師、介護福祉士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、社会福祉士、薬剤師、管理栄養士の専門職を一つのチームとして一体化させ、ADLの向上、在宅復帰を目標にリハビリを実施する。
各チームには、病院の理念に基づいたチームの目標を掲げ、計画・実践・評価を繰り返しながら、チームの実践力の向上を図ってゆくことが求められており、このチーム活動を円滑に運営するため、チームマネージャーを各チームに配属する。
リハビリテーション医療の最大の特徴は、多職種参画であり、多職種による協調的なチームワークが障害者の回復の成功の鍵を握っており、今後更に充実、成熟してゆく使命を担っている。

病院案内

西横浜国際総合病院

〒245-8560
神奈川県横浜市戸塚区汲沢町56

TEL:045-871-8855/FAX:045-862-0673

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西横浜国際総合病院は日本医療機能評価機構認定病院です。認定番号:GA0220-02