回復期リハビリテーション


回復期リハビリテーション病棟とは

回復期リハビリテーション病棟IMAGE1

「回復期リハビリテーション病棟」は、脳血管疾患又は大腿骨頚部骨折等の患者さんに対して、食事、更衣、排泄、移動、会話などのADL(日常生活動作)の能力向上による寝たきりの防止と家庭復帰を目的としたリハビリテーションプログラムを医師、看護師、理学療法士、作業療法士等が共同で作成し、これに基づくリハビリテーションを集中的に行うための病棟です。

回復期リハビリテーション病棟 入院相談連絡先(ソーシャルワーカー)
問合せ電話番号:045-871-3340 9:00~17:00

当院は「4本の柱」で患者さんやご家族を支援します

リハビリテーション専門職員を中心に
多職種チームで支え合います
  • 医師
  • 看護師
  • 介護師
  • 作業療法士
  • 管理栄養士
  • 薬剤師
  • 言語聴覚士
  • 理学療法士
  • ソーシャルワーカー

退院後も一貫して患者さんを支える包括システム
当院3つのお約束
  • 365日リハビリ
  • マニチュードによる介護
  • 入院から退院まで個別サポート
当院が行わないこと
  • チューブを入れない
  • 抑制しない
  • オムツしない

回復期リハビリテーション病棟入院基準

適応疾患 発症から入院 入院期間
脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症の発症または手術後 2ヶ月以内 150日以内
高次脳機能障害を伴った重症血管障害、重度の頚髄損傷及び頭部外傷を含む多部位外傷 2ヶ月以内 180日以内
大腿骨、骨盤、股関節または膝関節の骨折もしくは術後 2ヶ月以内 90日以内
外科手術または肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後または発症後 2ヶ月以内 90日以内
大腿骨、骨盤、股関節または膝関節の神経、筋または靭帯損傷後 1ヶ月以内 60日以内

回復期リハビリテーション病棟のケア基準

  • 食事はデイルームで提供し、可能な限り経口摂取していただく
  • 洗面は朝夕洗面所でおこない、口腔ケアは毎食後実施する
  • 排泄は昼夜を問わずトイレで行い、膀胱留置カテーテル、オムツ、ポータブルトイレは極力使用しない
  • 入浴は一般的な家庭浴槽を使用し、病状の許す範囲で2日おきに浴槽に入っていただく
  • 朝晩着替えをし、日中は普段着で過ごしていただく
  • 安全対策を行い、原則として抑制はしない
  • 可能な限り日中はベッドから離れて過ごしていただく
  • すべての患者さんに昼夜を問わずチームで統一したサービスを提供する
  • あらゆる手段で患者さんとコミュニケーションをはかる

回復期リハビリテーション病棟IMAGE2
回復期リハビリテーション病棟IMAGE3
回復期リハビリテーション病棟IMAGE4


当院の入院相談に関する基本的な考え方

回復期リハビリテーション病棟IMAGE3
  1. 病院理念に基づき地域リハビリテーションに貢献するため、横浜市・藤沢市・鎌倉市等当院周辺の患者さんを原則的に受け入れる
  2. 脳血管疾患、脊髄損傷等の発症後で回復期リハビリテーションを必要としている方・外科手術・肺炎等の治療時の安静により生じた廃用症候群を有していて回復期リハビリテーションを必要としている方を受け入れる
  3. 急性期病院主治医等からの入院についての電話相談の時点で、発症後(外科手術後)1ヶ月以内の方を受け入れる
  4. 上記の1.2.に準ずる状態の方については、病床会議にて合議の上決定する。その際の合議のポイントは、以下に示す。当院の入院対象患者さんに関する考え方に沿ったものであることとする
  • ※気管切開や感染症、経管栄養などのケアの必要性、入院相談の時点で自宅退院の可否、単身生活者、生活保護受給者などの社会的な理由で断らない。
  • ※回復期リハビリテーション病棟が、亜急性期の患者を受け入れる使命のある病棟であることをふまえて合併症のある患者さんも積極的に受け入れるよう調整する。
  • ※入院人数の調整は、電話相談そのものをストップしたりオープンしたりすることで行う。
    原則として、4週間以上は待たせないよう調整する。

入院から退院までの流れ

  1. 入院時合同評価
    入院日から患者さんが安心かつ安全な生活が送れるように、各職種が生活の場である病室において病状等、状態の評価を行います。入院当日から訓練が始まります。
  2. リハビリの説明
    医師によるリハビリテーションの説明。退院後の生活を予測したゴールを設定しそれに向けて必要な訓練や準備について説明をします。医師面談
  3. 病棟生活 リハビリ
    訓練室や病棟でマンツーマンの訓練を行います。訓練以外の時間も更衣・食事・トイレ・入浴等生活に即した動きができるようお手伝いします。
  4. 家庭訪問
    ご自宅に戻った際に安全かつ快適な生活が送ることが出来るように入院中に行う支援のひとつです。ご自宅まで訪問し、実際に動いて頂きながら改修提案・アドバイスを行います。
  5. 試験外泊(院内・自宅)
    実際に生活する場に戻り、訓練の成果や不安や不足な点がないか確認していただきます。
  6. 家族指導(介護指導)
    介護が必要な場合には介護を主に行う方に対し、介護方法や栄養指導・服薬指導などを各職種からご指導致します。
  7. 退院支援会議
    病院スタッフ、患者さん、ご家族、介護事業所スタッフと一緒に退院後に必要なサービスやスケジュールについて相談させていただきます。
  8. 家族指導(介護指導)
    いよいよ退院が迫ってまいりました。リハビリを頑張ってきた患者さん。手伝いをしてきたスタッフにも思い出がいっぱいです。退院後もリハビリテーションがんばりましょう。

入院患者さんの一日のスケジュール

スケジュール1
スケジュール2

リハビリテーション科部長ごあいさつ

当院回復期リハビリ病棟は脳卒中リハビリテーションに力を入れています。
本来、脳卒中の患者さんの比率が高くなると重症化率も高くなり、従って在宅復帰率は低くなる傾向にあるのですが、当院では脳卒中後の患者さんが全体の87%と比率が非常に高いに関わらず、高い在宅復帰率を保っています。これは当回復期病棟のリハビリテーションとケア・ナーシングが充分に協調した結果(チームアプローチ)であると自負しています。

現在も更なるリハとケアの一体化をめざし、また、一人でも多くの脳卒中後の患者さんを自宅に復帰させるよう24時間、365日のリハビリテーションの提供を続けていきたいと思っております。


職種ごとの役割

それぞれのスペシャリストがチームとなってサポートします。

看護師

疾病を考慮して全身観察を行い、二次合併症の早期発見や予防に努めることです。リハビリスタッフが安心してリハビリを進められるよう援助します。

介護福祉士

専門的知識及び技術をもつて、身体上又は精神上の障害があることにより日常生活を営むのに支障がある方の心身の状況に応じた介護を行います。

理学療法士

理学療法は、基本動作能力(寝返り・起き上がり・立ちあがり・歩行など)の獲得と、応用的な移動能力(階段昇降や屋外歩行など)の獲得を目指しています。


作業療法士

「在宅復帰」「社会復帰」を目標に、日常に必要な活動(食事・更衣・整容・入浴・家事動作など)の指導・訓練を行い、個々の患者さんに必要な身体機能や高次脳機能・精神機能の回復を図ります。

医師

医師の役割は、診察、診断を行い症状を判断して医療スタッフに的確な指示を出します。

言語聴覚士

言語訓練・嚥下訓練・高次脳機能訓練を行っています。言葉がうまく思い出せない、話せない方にはコミュニケーションが取り易くなるような工夫をします。


ソーシャルワーカー

経済的なことなど様々な課題を患者さんやご家族と解決策を一緒に考えたり、適応となる社会制度などを案内して、患者さんやご家族の負担を少しでも減らすことができるようにサポートします。

薬剤師

薬剤師は医薬品に関するスペシャリストです。人々の病気やケガを治すために、薬を調合したり研究したりするのが仕事です。

管理栄養士

チームアプローチの一員として管理栄養士が病棟配属されています。患者さんの栄養状態を評価し、嗜好・嚥下機能などを考慮した1 人1 人の栄養プランを提案しています。


医師紹介

スタッフ1
三瓶 建二(さんぺい けんじ)院長兼リハビリテーション科

出身校
東邦大学(昭和59年卒)
専門
脳卒中、脳卒中リハビリテーション
資格
日本脳神経外科学会 専門医/日本脳卒中学会 専門医
郡司 康子(ぐんじ やすこ)リハビリテーション科

出身校
産業医科大学(平成9年卒)
専門
リハビリテーション一般
資格
日本リハビリテーション医学会臨床認定医/リハビリテーション医学会専門医