外科・消化器科

大腸内視鏡検査/下部消化管内視鏡検査


大腸内視鏡検査/下部消化管内視鏡の検査概要

近年、日本において大腸癌の発生頻度はますます増加してきており、男女とも上位となっています。癌化をきたしやすい大腸ポリープ(いぼ状のできもの)を切除できれば癌の予防になることがわかってきました。大腸癌は進行するまで自覚症状がないことが多いため、40歳をすぎたら一度は検査を受けることをお勧めします。

大腸内視鏡検査は「怖くてできない」と敬遠される方にも、鎮静剤という眠くなる薬や気持ちがリラックスする薬を注射することで緊張がほぐれ検査をスムーズに受けることができます。電話等にて予約を行われた方は、お手数ですが検査2日前までに外科消化器科外来を受診してください。検査前の注意事項を詳しく説明させていただくとともに、所定の下剤をお持ち帰りいただきます。抗凝固薬を常用している場合、ポリープ切除ができないため、一定期間薬を中止後に検査をすることがあります。この場合、ご予約日を変更させていただくことがございます。

検査に要する時間は10~20分ほどですが、ポリープを同時に切除する場合は30分~40分ほどお時間をいただくことがあります。ほとんどの場合は日帰りですが、ポリープの切除個数が多い場合や切除ポリープが大きい場合は,経過観察のため翌日まで入院を必要とすることがあります。

検査によってわかること
大腸ポリープ、大腸癌、潰瘍性大腸炎、虚血性大腸炎など
検査対象
血便がみられた方、健診の便潜血反応陽性の方、便秘の方など
事前予約専用電話番号
下記予約受付連絡先に、ご氏名(生年月日・お電話番号)・検査希望日時・過去の受診歴と患者番号をお申し出下さい。
TEL:045-871-5225
(患者支援センター 月曜~金曜 13:00~16:00 但し、土日祝祭日を除く)

大腸内視鏡検査/下部消化管内視鏡検査前日・当日の注意点

食事(前日)
食事は21時までに消化のよいものを軽めにしてください。
食べて好ましい物と好ましくない物についてはこちらをご覧ください。
食事(当日)
検査が終わるまで食事は禁止です。飲酒・タバコはお控え下さい。
飲み水
飲水(水、お茶)は検査前まで飲んでも構いません。
下剤(前日)
自宅にてピコスルファートナトリウム1本を、コップ1杯の水の中に入れて15時にお飲み下さい。
下剤(当日)
自宅にてマグコロールPを水で溶解し午前7時からお飲みください。
薬を常用している場合
(お薬手帳をお持ちの方は、検査前診察日と検査当日にご持参ください。)
  • 当日の服薬は、通常どおり内服してください。
    ただし、血糖値を下げる服薬の内服や、インスリン注射は前日も当日も行わないで下さい。
  • 抗凝固薬を飲んでいる方は、ポリープ切除や組織生検の妨げとなることがあります。
    薬を中止する必要がありますので、かかりつけ医にご相談ください。
服装
検査の際は当院でご用意する検査着に着替えていただきます。
来院時の交通手段
鎮静剤・鎮痛剤を使用した場合、一時的にふらつくことがあります。電車やバス他、お帰りの際、ご自分で運転しない方法でご来院ください。
その他
検査の前日は早めの就寝を心がけましょう。
検査の同意書
検査の当日、検査の実施にかかる同意書へのサインをしていただきます。下記「大腸内視鏡検査/下部消化管内視鏡検査のご説明」をお読みいただきますよう、お願いいたします。
当日の受付方法
13:00に総合受付で受診手続き行って下さい。
診察券、受付票、事前にお渡し済みの予約用紙をお渡ししますので、2階1番窓口にお出し下さい。

大腸内視鏡検査/下部消化管内視鏡検査前日の食事について

食べて好ましい物(消化のよいもの)
バターなどを塗っていないパン・素うどん・おかゆ・刺身・白身魚・豆腐・味噌汁・具なしスープ・お茶・ビスケット
食べて好ましくない物(油分・繊維の多いもの)
・野菜全般・くだもの・果汁入り飲料・海藻類・乳製品・ごま

大腸内視鏡検査/下部消化管内視鏡検査のご説明

検査の内容
下血や腹痛の原因を調べたり、ポリープ、癌などを診断したりするため肛門から内視鏡を大腸に入れて観察します。その際,病変の一部を採って組織検査をしたり、ポリープを切除することがあります。
検査の方法
  1. 内視鏡検査を楽に行うため、点滴から鎮静剤・鎮痛剤を注射します。
  2. 肛門部にゼリーを塗布し、内視鏡を挿入します。
  3. 検査中は力を抜いて楽にしてください。おならをしたくなったら遠慮せずになさってください。
  4. 医師はモニターに映る腸管の中を隅々まで観察します。
  5. 検査は5分から15分程度かかります。大腸ポリープを切除する場合、さらに15~30分かかることがあります。
  6. 気分が悪いときや変調のあるときはすぐに医師に伝えましょう。
検査による副作用について
  1. 内視鏡検査を楽に行うための鎮静剤、鎮痛剤の反応で、一時的に眠くなったり、口がかわいたり、目のピントが合わなくなってまぶしく感じたり、尿が出づらくなることがありますので、心疾患・緑内障・前立腺肥大症の方は検査前にお申し出下さい。また、ごくまれに(10万件に1件未満)ショックを起こす事がありますので、薬のアレルギーや体調に異常のある方はお申し出下さい。検査後にふらついたり気分がすぐれないときは、症状が改善するまで病院で休んでからご帰宅ください。
  2. ポリープを切除した場合、まれに出血や穿孔(穴があく)などの偶発症を起こす事(1998年から2002年の5年間の全国集計で0.069%,1449人に1名の割合)があります。切除したポリープの個数が多かったり、ポリープが大きい場合、偶発症の経過観察のため1泊2日の入院が必要になることがあります。偶発症が起きた場合には最善の処置・治療を行いますが、入院や緊急の処置・手術が必要になる事があります。

大腸内視鏡検査/下部消化管内視鏡検査に関するQ&A

自動車、バイク、自転車を運転して行って良いですか?
鎮静剤などの薬を使用する場合があり、目が見えにくくなる事があり危険です。
電車やバス他、お帰りの際、ご自分で運転しない方法でご来院下さい。
検査時間はどのくらいですか?
大腸内視鏡検査、下部消化管内視鏡検査、どちらも約10分から20分程度です。
大腸ポリープを同時に切除する場合30分から40分かかることがあります。
女性の場合、生理のときにも受けられますか?
生理の予定日を避けて予約されることをお勧めします。
検査後、食事はいつから可能ですか?
検査後、鎮静剤効果が消失すれば可能です。
検査後、運動しても良いのですか?
激しい運動はご遠慮下さい。
大腸ポリープ切除した場合の注意はありますか?
切除後1週間程度は、①暴飲暴食を避けてください ②過度の運動は控えてください ③飲酒をしないでください ④旅行の予定を入れないでください ⑤抗凝固薬は内服しないでください ⑥術後3日間の入浴はシャワー程度にしてください
大腸ポリープの組織検査結果はいつごろわかりますか?
約1週間後です。外科消化器科外来を受診していただいたときに説明します。
検査の費用はおいくらですか?
保険の負担率、ポリープ切除の有無、切除ポリープの大きさや個数により異なります。
検査のみの場合、約7,500円(3割負担) 約2,500円(1割負担)
検査とポリープ切除(日帰り)の場合、約21,000円~約32,000円(3割負担) 約7,000円~約10,700円(1割負担)です。