診療技術部
臨床工学科
臨床工学科の紹介(概要)
はじめに、臨床工学技士とは医師の指示のもと生命維持管理装置や医療機器の操作・保守点検・管理を行う医療技術者です。
臨床工学科では現在14名(男性9名、女性5名)で日々の業務を行っており、チーム医療の一員として、安心・安全の医療を目指しています。活動の中心は透析センター、医療機器管理室、高気圧酸素治療室、手術室、各科病棟・外来、在宅などさまざまで、各部署で医師・看護師・その他医療スタッフと共に活動しています。
また、医療安全管理責任者や医療機器安全管理責任者と共に医療安全の確保に努めています。
当科では、知識・技術向上のため、関係学会の認定資格の取得に積極的に取り組み、資格取得に対する支援は惜しまない環境になっています。
臨床工学科では現在14名(男性9名、女性5名)で日々の業務を行っており、チーム医療の一員として、安心・安全の医療を目指しています。活動の中心は透析センター、医療機器管理室、高気圧酸素治療室、手術室、各科病棟・外来、在宅などさまざまで、各部署で医師・看護師・その他医療スタッフと共に活動しています。
また、医療安全管理責任者や医療機器安全管理責任者と共に医療安全の確保に努めています。
当科では、知識・技術向上のため、関係学会の認定資格の取得に積極的に取り組み、資格取得に対する支援は惜しまない環境になっています。
資格取得一覧
専門呼吸治療臨床工学技士 | 1名 |
---|---|
専門血液浄化臨床工学技士 | 1名 |
3学会合同呼吸療法認定士 | 3名 |
高気圧酸素治療専門技士 | 1名 |
透析技術認定士 | 8名 |
認定医療機器管理関連臨床工学技士 | 3名 |
認定血液浄化関連臨床工学技士 | 3名 |
消化器内視鏡技師 | 1名 |
業務内容紹介
①透析センター業務
当院では、エコーとシャントスコアリングシートを用いてVA(バスキュラーアクセス)管理をしています。
穿刺トラブルの低減や原因究明、シャント異常の早期発見に繋がっています。
血液透析装置を定期的にメンテナンスし、患者さんに安全な治療を提供しています。
②医療機器管理業務
医療機器管理室では輸液ポンプ、シリンジポンプ、ベッドサイドモニタ、人工呼吸器など院内で使用する全ての医療機器を安全に患者さんに使用できるよう保守、点検、管理及びトラブル対応します。
主な業務
- 医療機器の貸出・返却
- 日常点検(始業前点検・使用中点検・終業点検)
- 年間計画に基づく定期点検
また、当院では医療機器管理ソフトを使用し、購入から点検、そして廃棄に至るまで一元管理しています。
③高気圧酸素治療業務
主に突発性難聴の患者さんに対して高気圧酸素治療を行っています。
突発性難聴に対する治療実績
2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |||
---|---|---|---|---|---|
人数 | 件数 | 人数 | 件数 | 人数 | 件数 |
604 | 4,555 | 616 | 4,495 | 621 | 4,665 |
④手術室業務
手術開始前に麻酔器やモニターなどの立ち上げおよび始業点検、手術中の自己血回収装置の操作やスコープオペレター業務などの清潔野補助業務を行っています。また、日々の手術において機器のトラブル対応を行い、安全に手術を行うことができるように努めています。
⑤内視鏡業務
内視鏡検査(胃内視鏡検査・大腸内視鏡検査)の処置介助を行っています。
検査に使用されるスコープやエネルギーデバイスの点検管理も実施しています。
⑥その他の業務
- 呼吸療法業務
- 急性期~在宅までの人工呼吸器管理や呼吸療法の支援を行っています。
RCT(レスピラトリーケアチーム)の一員として医師・看護師などの多職種と連携し治療法の検討や治療デバイスなどの有効性や安全性を検討しています。 - 在宅呼吸療法業務
- 在宅人工呼吸器管理中の患者さんの家に訪問し、呼吸回路の交換や不具合がないか点検をします。(1ヶ月に2回)
また、医師や看護師の往診同行も必要時行っています。 - CPAP外来
- 睡眠時無呼吸症候群と診断された患者さんに対し、CPAPと呼ばれる医療機器の導入説明やトラブル対応をしています。
- 院内教育
- 医療機器の適切かつ安全使用のために、医療機器の講習会を行い、使用方法やトラブルの対応などを指導します。例えば、入職時の研修や輸液ポンプ・シリンジポンプなどの使用頻度の多い機器を中心に行っています。
また、講習会を定期的に行いフォローアップしています。